和法薬膳研究所 菊地農園

食養農業~安全で美味しく体に良い食べ物づくり~

無農薬高ミネラル栽培 薬元米

薬元米の目指すもの

和法薬膳の基本、 人々の命と健康を支える「安全で、おいしく、体に良い食べもの」 。その柱が、有機無農薬高ミネラル栽培した「薬元米」です。

 

なぜミネラルが必要なのか?

ミネラルがなぜ体に必要か?それは、例えて言えば、車のエンジンが動くために大量のガソリンと、少量のエンジン・オイルが必要なことと似ています。私たちの体の96%は、たんぱく質、炭水化物、脂肪、ビタミンで構成されていますが、4%のミネラルが存在しなければ体は動きません。ミネラルは「生命活動を維持するための核となる働き」をします。
生物の体内では様々な反応が起こり、生命活動を行っています。これらの反応には触媒として酵素が関与していて、酵素が無くては生命活動が滞ってしまいます。その酵素の働きはミネラルが支えています。現代病の90%を起こす元凶とも言われる活性酸素を除去し、壊れた細胞を修復する酵素は、微量多種のミネラルを必要としています。例えば、活性酸素除去酵素であるSODにはマンガン・銅・亜鉛、カタラーゼには鉄、DNA修復酵素にはマンガンと亜鉛が必要です。これらの酵素が正しく働かないと、毎日数十万単位の細胞が傷つけられることになります。その他、骨格の形成・血液形成・老化防止・消化作用・細胞形成・ホルモン・免疫・神経伝達・等など、生命活動のあらゆる場でミネラルが必要です。

 

精白しないお米を安心して食べるために

でんぷん以外の栄養は、その多くが糠や胚芽に含まれています。ですから薬元米は5分または7分づき、あるいは玄米で食べてくださるようお願いいたしております。
当研究所では未精白のお米を食べて戴く為に、次のような配慮をしています。

① 糠や胚芽を安心して食べられるように無農薬栽培をしています。農薬などの有毒な化学物質は脂溶性ですので、お米では脂肪のある糠と胚芽に蓄積します。
② 一般に収穫した籾(もみ)の乾燥は石油ヒーターを使った乾燥機で行われており、バーナーから発生した排煙は熱風と共に直に籾へと送られます。しかしその排煙に含まれる「すす」には発ガン性があるといわれております。玄米で食べる場合その「すす」が心配でした。そこで解決策として、独自に開発した遠赤外線クリーン乾燥機を使用して、間接温風式で籾を乾燥させています。つまりヒーターの中でバーナーを窯状にし、窯からの排煙はすべて外部に排出し、窯に暖められた温風だけを籾に送るのです。この方式では、一般に行なわれている方法に比べて、乾燥に倍近い時間がかかりますが、効率よりも安全性への配慮を優先すべきと考えております。

 

薬元米を美味しく食べるために

お米は精米した時から酸化が始まりますので、玄米で購入し、家庭用精米機でその日に食べる量だけを精米すれば、最も美味しく食べられます。
5分づき、7分づき、白米など、精米されたお米を注文の場合は、11~3月は1ヶ月半以内、4~10月は1ヶ月間以内が美味しく食べるための目安です。(但し、盛夏時はもっと短期間かもしれません。)お米の注文は、期間内で食べきれる量をお勧めします。保管はなるべく涼しい直射日光のあたらない場所にお願い致します。スペースがあれば冷蔵庫がベストです。
なお、注文に応じて精米仕立てのお米をお送りしますので、出荷は注文をお受けした翌日か翌々日となります。